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2019/03/05更新

事業を起こす人になるための本 ふわっと考えていることをカタチにする5STEP

  • 岩田 徹
  • 発刊:2019年1月
  • 総ページ数:240P

175分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な
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新しいアイデアの作り方

新規事業を検討する際にやるべきなのは「Why?」「What?」「How?」などのシンプルな質問である。その答えに誠実に向き合うことでアイデアが形になっていく。

新規事業のアイデアを出す時には、最初は「とにかく数をたくさん出そう」と決めること。数をたくさん出す過程で、自分の理解が進み、やがて質がついてくるようになる。たくさんのアイデアを出す時には、次の3つの誤解を解くこと。

×新規事業のアイデアは、新しくなければならない
○アイデアは新しくなくてもいい。既存要素の新しい組み合わせや二番煎じで十分。

×アイデアは、すぐに事業になるものでなくてはならない。
○可能性があるものは、全てOK。実現できるか、儲かるかは後で検証。

×調査をしないとアイデアは出せない。
○市場調査はあくまで情報の1つ。自分自身がパッションを持てることが大事。

アイデアの出し方

①ブレインストーミングで、とりあえずアイデアを出す
②親和図法でグループ分けをして、グループごとにさらにアイデアを出す
③構造シフト発想法で意外なアイデアを出す

次に以下の手順で面白いアイデアを見抜き選ぶ。

①絶対にやらないものは外して、やる可能性のあるものを残す
②その中で4つの視点(「できるか?」「求められるか?」「やるべきか?」「やりたいか?」)から、ある程度、可能性のあるものをピックアップする。
③ピックアップしたものの、メリット、デメリットを整理して、個人で良いと思うものをピックアップする。

ふわっとしたアイデアを「事業コンセプト」にする

「単なるアイデア」を「事業コンセプト」にしていくために質問をしていく。

①事業概要:「誰に」「何を」「どうやって」の概要を決める
②顧客の現状・課題分析:誰のどんな困りごとを解決するのか
③使用シーン:どんな場面で、どのように使われるのか
④顧客への提供価値:その顧客にどんなうれしいことがあるのか
⑤商品・サービス設計:どのような商品・サービスなのか
⑥ビジネスモデル:どうやって提供するのか?
⑦競合状況:あなたの商品やサービスは何と比較されるのか?
⑧市場と市場規模:世の中のどこに分類されるのか?
⑨マネタイズモデル:どうやって儲けるのか?
⑩意義・ビジョン:なぜ、今、自分はこれをやるのか?

これらすべてを一旦、埋めることができれば「必要な条件は埋まっている状態」=「事業コンセプトができている状態」となる。この時点で、最後に2つやるべきことがある。

・自分が本当にやりたいことになっているかを再確認する
・他者から見て「この事業が魅力的に見えるのか」を客観的に確認する