今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2019/10/31更新

デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する

310分

7P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

アプリやウェブサービスの断捨離

スマートフォンやSNSには中毒のような側面がある。テクノロジーによって奪われる自分の時間をいかに取り戻し、本当に大切なことに集中すべきかを指摘する一冊。


■スマホ依存の罠
スマートフォンやタブレットの奥から手招きしているアプリやウェブサイトには抵抗できず、本来の役割をはるかに超えて生活のあちこちに入り込まれてしまう。この原因は、それら新しいツールの大多数は、使わずにいられないようにするために何十億、何百億ドルもの資金が投じられているからだ。

人の脳は「間歇強化(予期せぬパターンで報酬を与えられた方が喜びが大きくなる)」と「承認欲求(人は他人からどう思われているかを全く意識せずにいることはできない)」の2つからの影響を極めて受けやすい。暇さえあればスマートフォンをチェックさせたりするアプリやウェブサイトの多くは、この2つの罠を利用してユーザーが誘惑に抵抗できないようにしているからだ。

私たちが新しいテクノロジーに抱いている不安は、テクノロジーが有益であるかどうかは関係ない。主体性が脅かされていることが問題である。

超短要約

デジタル・ツールには有益な面と有害な面が混在しているために、現代文化とツールとの関係が複雑になっている。無制限にネットに接続していると心の健康をむしばまれる。人々は自分がデバイスに使われているような現状に疲れを感じ始めてもいる。この問題への対抗策としてよく挙げられるのは、無理のない範囲で元凶を遠ざけましょうという「ハック」や「ティップス」だ。デジタル安息日を設ける、夜はスマートフォンをベッドに持ち込まないといった対策を実行する。

しかし、このタイプの意思の力や小さな工夫、漠然とした決めごとだけでは、ユーザーの意識に横暴に侵入してくる新しいテクノロジーを退けるには力不足だ。デジタル・ツールは使わずにはいられなくなるように設計されている。

必要なのは、自分の根本をなす価値観に基づいた、妥協のない「テクノロジー利用に関する哲学」だ。どのツールを利用すべきか、どのように使うべきかという問題に明確な答えを提示できる哲学。そして、選んだツール以外の一切を無視できるだけの自信を与えてくれることも同じくらい重要な条件だ。

著者 カル・ニューポート

1982年生まれ。ジョージタウン大学 コンピュータ・サイエンス 准教授 教鞭をとる傍ら、ブログ「Study Hacks」で学業や仕事をうまくこなして、充実した人生を送るためのアドバイスも行っている。 著書に「How to Win at College」をはじめとする学生向けのハウツー本シリーズがあり、これまでに売上12万部を超える。 Harvard, Princeton, MIT, Dartmouth, Dukeといった名門大学に招待されて講演を行っている。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
ファッションデザイナー ハヤカワ 五味
帯2 帯2
ミニマリスト 佐々木 典士
週刊エコノミスト 2019年 10/22号 週刊エコノミスト 2019年 10/22号
週刊ダイヤモンド 2020年 1/25号 [雑誌] (パナソニック 名門電機の凋落) 週刊ダイヤモンド 2020年 1/25号 [雑誌] (パナソニック 名門電機の凋落)
作家 佐藤 優

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.7 9分
1 スマホ依存の正体 p.21 20分
2 デジタル・ミニマリズム p.47 26分
3 デジタル片づけ p.81 19分
4 一人で過ごす時間を持とう p.109 36分
5 "いいね"をしない p.155 32分
6 趣味を取り戻そう p.196 39分
7 SNSアプリを全部消そう p.249 30分
おわりに p.288 5分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

心理学が教える人生のヒント 心理学が教える人生のヒント
[Amazonへ]
僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた 僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた
[Amazonへ]
テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか? テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?
[Amazonへ]

ユーザーのしおりメモ (0)