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2019/11/04更新

テンセント 知られざる中国デジタル革命トップランナーの全貌

  • 呉 暁波
  • 発刊:2019年10月
  • 総ページ数:576P

514分

4P

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テンセントはどのようにして中国最大のインターネット企業になったのか

中国最大のインターネット企業テンセントの創業物語。中国のインターネット黎明期からどのようにしてイノベーションを生み出し、急成長してきたのか、その歴史が書かれています。


■創業前
大学4年になると、学生たちは企業でインターンシップに参加する。馬化騰(ポニー・マー)は深圳の黎明電脳網絡有限公司へ行った。当時、中国の南部で技術レベルが最も高いコンピュータ会社だった。この会社で、馬化騰はプロダクトを初めて生み出した。GUIの株式相場の分析システムだ。

1993年、馬化騰は同級生に誘われ、当時爆発的に成長していたポケベルサービスを手がけていた設立1年の潤迅に入社した。入社した当初は研究開発部門で呼び出しシステムのソフトウェアプログラムを書き、後に事業部門へ異動して、各地の呼び出しセンター設置に携わった。

1994年、馬化騰はFidoNetという新しいものに突如どっぷりはまる。1984年にアメリカで誕生した一種のBBS(電子掲示板)設置用プログラムだ。電話回線で接続し、メールを転送する通信ネットワークである。

超短要約

1998年末の設立から2004年6月の上場に至るまで、テンセントは紆余曲折の創業期間にプロダクトモデルの模倣、応用的イノベーションから収益モデル模索までの全プロセスを完了した。これは中国インターネット企業の縮図でもある。

中国のインターネット企業はほぼすべてがアメリカのクローンであり、アメリカで原型を見つけることができる。しかし成功した企業の大半は、のちに原型とは完全に異なる生存および収益のモデルを探し当てている。

QQはICQのクローン、ウィーチャットはKikの後追いであり、テンセント史上の戦略的プロダクトはすべて模倣の元が見つかる。だが模倣の元が早々と姿を消した一方で、テンセントはそこから成功を得た。

著者 呉 暁波

著名ビジネス作家 「呉暁波チャンネル」主催。「藍獅子出版」創業者。中国企業史執筆や企業のケーススタディに取り組む。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
元マイクロソフト日本法人代表取締役 成毛 眞
帯2 帯2
一橋大学教授 楠木 建

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
プロローグ p.9 22分
第1章 少年 p.41 23分
第2章 試合開始 p.73 23分
第3章 生死 p.105 23分
第4章 モンターネット p.137 20分
第5章 QQショー p.165 19分
第6章 上場 p.191 15分
第7章 調整 p.213 26分
第8章 MSNとの戦い p.249 23分
第9章 Qゾーン p.281 29分
第10章 金鉱 p.321 21分
第11章 広告 p.351 15分
第12章 ユーザー p.373 17分
第13章 転機 p.397 34分
第14章 オープン化 p.445 19分
第15章 ウィーチャット p.471 19分
第16章 若さ p.497 13分
第17章 インターネットプラス p.515 13分
第18章 アウト・オブ・コントロール p.533 27分
あとがき p.571 4分

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