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2020/04/14更新

のっこむ! 「ものづくり日本」を人で支えた半世紀

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戦後のものづくりの現場を支えた業務請負の物語

戦後の高度経済成長期に日本の製造現場を支えた製造請負業のパイオニア日総工業創業者の自伝。溶接工からキャリアをスタートさせた後、職人を集めてマネジメントする事業を立ち上げて、業務請負業界をリードしてきた歴史が語られています。


■戦後、溶接工からキャリアをスタート
戦後、朝鮮戦争が日本経済を一気に押し上げる要因となった。朝鮮特需によって、国内の造船業も息を吹き返した。日本鋼管の鶴見造船所も、この流れに乗って順調に業績を伸ばし、高い収入が保証される好業績企業として人気を集めた。ただ一方で当時の過酷な造船業界の労働環境から、給料が高い反面、危険を伴うきつい労働として知られた。

高校卒業後、近所にあったことと、家が裕福でなかったため、早く稼ぐため、日本鋼管に入社。溶接部門に配属された。大型船舶の製造現場では、様々な溶接技術が要求され、溶接工としての腕が上がっていった。そこで、下請け会社から来る溶接工の指導に当たるようになった。

超短要約

■日総工産とは
日総工産は人材サービスの中で「業務請負」を中心的に取り組んできた。その後「労働者派遣」に進出した。「業務請負」とは、文字通り業務の一部または全部を請け負うこと。日本鋼管の溶接工としてキャリアをスタートさせ、独立後に最初に手がけたのは、造船所の溶接作業の請負だった。

当初は、一人の職人として他の溶接工と共に現場で作業に携わっていたが、次第に規模の大きな仕事を受けるようになり、多くの職人を束ねて、造船所だけでなく製油所や石油コンビナートなどの現場を切り盛りするようになって行った。

その後、一般のメーカーからの仕事が増えていき、製造現場のニーズに対応する形で、溶接などの熟練を要する作業から、工場内の様々な作業を請け負うスタイルへと変わっていった。日総工産はあ、この「製造請負」のパイオニア企業として、業界と共に成長してきた。

著者 清水 唯雄

1936年生まれ。日総工産 取締役 (名誉会長) 日本鋼管(現・JFEスチール)勤務を経て、1971年、日総工営(現・日総工産)を設立、代表取締役社長に就任。 日総工産代表取締役社長・会長を経て、2019年、取締役(名誉会長)に就任。 社会福祉法人近代老人福祉協会 理事長。一般社団法人日本生産技能労務協会 名誉相談役。

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帯
横浜FC会長 奥寺 康彦

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
プロローグ 50年目の“再始動" p.7 5分
第1章 ものづくりの現場からの“出発" p.19 10分
第2章 高度経済成長を底辺から支える p.43 11分
第3章 製造請負に新たな活路を見出す p.69 23分
第4章 社会に貢献し信頼される業界を目指し奮闘 p.123 14分
第5章 逆境で見えてきた人材事業の新しい可能性 p.157 19分
エピローグ 「ものづくり立国・日本」の再興へ p.201 6分
あとがき p.215 1分

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