ソーシャルメディアにより、個人が情報を拡散し、受け取るようになった時代、企業は、かつての出版社や放送局のようにメディア化し、自社の伝えたいことをコンテンツ化して発信する必要がある。
どのようにして企業を「メディア化」させるのか。ユーザーとの絆を深め、信頼関係を構築するにはどうすれば良いのかを事例を紹介しながら説明している。
ソーシャルメディアを活用した企業の広報・PR、マーケティングについての概念が、詳細に説明されており、内容がつまった1冊。これからの経営を考える上で重要な示唆に富んでいるため、経営者も読んでおいた方が良い内容になっている。
■メディア化戦略が必要である
多くの人が情報を拡散し受け取る時代において、企業は、既存の広告のように名前の連呼でなく、自分が持っている価値を訴求することが重要となる。そのため、企業は自らの広報・宣伝活動をウェブメディアとして顧客に提供する「メディア化戦略」が必要となる。
企業のメディア化戦略とは、プレミアムなコンテンツを編み、それに付随するイベントを行ったり、継続的にユーザーのためになる情報発信や人的交流等を続けることで、忠誠心の高いユーザーを囲い込み、育成することが目的となる。
さらに、それをどうソーシャル・メディアの活用につなげ、企業として効率的かつ一貫性のある統合的広報・宣伝活動が実施できるかが主眼となる。
企業のメディア化に欠かせない重要な要素は「信頼」である。顧客との信頼関係を強固にするために、自社のブランディングを完成させるために、メディア化戦略が重要である。
著者 小林 弘人
1965年生まれ。インフォバーン共同創業者・代表取締役CVO 『ワイアード』『サイゾー』『ギズモード・ジャパン』など、紙とウェブの両分野で多くの媒体を創刊。1998年にデジタルエージェンシー企業・インフォバーンを創業。 2016年よりベルリンのテクノロジー・カンファレンス「TOA(Tech Open Air)」の日本公式パートナー。2017年、Israeli Blockchain Associationのアドバイザー、2018年より広島県のAI/IoT実証プラットフォーム事業「ひろしまサンドボックス」審査員、2019年長野県の信州ITバレー構想のアンバサダーに就任。2018年、企業と自治体のインキュベーションを支援するUnchainedを創設。
![]() ビジネス・ブレークスルー代表取締役 大前 研一 |
![]() 徳力 基彦 |
![]() グロービス メディア事業推進室長 兼 GLOBIS.JP Beta編集長 水野 博泰 |
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![]() トヨタマーケティングジャパン プロデュース局 WEBマーケティング室室長 平野 義孝 |
![]() インフォバーン代表取締役 小林 弘人 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.1 | 10分 | ![]() |
1章 もはや企業のメディア化は避けて通れない | p.21 | 50分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
2章 いかにメディア化されるのか?その考え方とテクニック | p.93 | 54分 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
3章 自社メディアをソーシャルメディアに適合させよ! | p.171 | 50分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
4章 メディア化戦略をより高次なレベルに―未知を売り込み、顧客と協働する | p.243 | 23分 | ![]() ![]() ![]() |
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![]() ブランディング2.0って感じですかね?
やっぱり、魅力的な自己紹介は大事だよ!
2012-01-28
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![]() ![]() 希少価値のある情報を有料にし、コモディティ化した情報をフリーにして活用する。
2011-12-08
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