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2012/08/31更新

トルネード キャズムを越え、「超成長」を手に入れるマーケティング戦略

333分

2P

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ハイテク関連企業のバイブル 続編

ハーバード大学、スタンフォード大学、MITなどで教科書として採用され、15年以上読み継がれる名著。

ハイテク業界において、新製品を市場に浸透させていく際に見られる、初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する深い溝『キャズム』。
このキャズムを乗り越えた後、ハイテク製品がどのような市場環境に置かれ、普及していくか、そこではどのような戦略を取るべきかを分析している。

※キャズムについては以下参照のこと
http://www.bookvinegar.jp/book/11587

超短要約

テクノロジー・ライフサイクルが大きな転換点に差し掛かるたびに、とるべきマーケティングの戦略は、正反対になる。キャズム以降の3つの市場における戦略は次の通りである。

①ボウリング・レーン
・エンド・ユーザーを重視する。
・特定の業務に向けて、ホールプロダクトの差別化を心がける。
・価値にもとづく価格設定を行い、利益幅を最大限に確保する。
・競争を避け、ニッチ市場でシェアを獲得する。

②トルネード
・エンド・ユーザーは無視する。
・あらゆる業務向けの汎用製品として、ホールプロダクトをコモディティ化する。
・競争に基づく価格設定を行い、市場シェアを最大限に確保する。
・競合他社に攻撃を仕掛け、大衆市場でシェアを獲得する。

③メイン・ストリート
・エンド・ユーザーを重視する。
・コモディティ化したホールプロダクトに、特定のニッチ向けの「プラスワン」を加えて、製品の差別化を図る。
・「プラスワン」の付加価値を訴えて、高いマージンを確保する。
・自社内の低価格製品に牙をむき、マージンの多さで圧倒する。

著者 ジェフリー・ムーア

1946年生まれ。TCG Advisors社 創設者兼経営パートナー キャズム理論の創始者として知られるマーケティングの世界的権威。米国ビジネス界を代表するコンサルタント。シリコンバレーの有名なベンチャー企業であるMohr、Davidow Venture社の出資パートナーでもある。 代表的著書『キャズム』は、1991年の初版刊行時からハイテク関連企業のバイブル的存在となり、スタンフォード大学ほか、多くの一流ビジネススクールにて課題図書となっている 。

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帯
アップル創業者 スティーブ・ジョブズ

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 トルネードとは何か p.14 10分
第2章 キャズム―飛翔の前の試練を越える p.26 15分
第3章 ボウリング・レーン―「ニッチ」で連鎖反応を p.45 38分
第4章 トルネード―ひたすら売って勝利せよ p.93 43分
第5章 メイン・ストリート―「勝者の壁」を攻略する p.147 33分
第6章 自分の立ち位置を正確につかむために p.189 21分
第7章 戦略的パートナーシップの意義と問題点 p.218 24分
第8章 優位に立つための必須条件 p.248 29分
第9章 間違いだらけのポジショニング p.285 18分
第10章 実行のための社内体制強化法 p.308 21分

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