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2013/08/17更新

地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会 (朝日新書)

136分

3P

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地方にこもるという新しい生き方

地方に住む若者の生活を調査し、今の日本の若者の特徴を描く。
彼らはなぜ東京を目指さなくなったのかを考える。


■若者と余暇
広い国道とそれに沿って立ち並ぶロードサイド店と広大な駐車場。自動車での移動を前提とした街が増加している現象を「モータライゼーション」と呼ぶ。1990年代以降、モータライゼーションが生み出した、イオンモールに代表される大型ショッピングモール等が立ち並ぶ郊外は、地方の若者にとって「ほどほどの楽しみ」を与えてくれるものであり、彼らの余暇の満足度を高めている。

地方都市の「ちょうどよい」感じは、余暇の全く楽しめない田舎とも刺激的すぎる大都市とも異なる、地方都市独自の魅力につながっている。今の若者にとって、そこは理想的な生活の場である。

超短要約

「地方にこもる若者たち」は既に、これまでとは違う形で外に開かれはじめている。彼らは「他人のことは分からない」ことを前提に、謙虚に、話し合いによって「われわれ」を少しずつ変化させていくという考え方を持っている。同質的であった「われわれ」を少しずつ変化させる事で、こもりつつ開けるという、新しい社会とのつながり方を模索している。

現代社会における「地方にこもる若者たち」の新しい生存戦略は、「新しい公共」のあり方を探るすべての人にとって有益なものとなる。

著者 阿部真大

1976年生まれ。甲南大学文学部社会学科 准教授 専門は労働社会学、家族社会学、社会調査論。

この本を推薦しているメディア・人物

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週刊 東洋経済 2013年 7/20号 [雑誌] 週刊 東洋経済 2013年 7/20号 [雑誌]

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 1分
第1章 若者と余暇──「ほどほどパラダイス」としてのショッピングモール p.10 17分
第2章 若者と人間関係──希薄化する地域社会の人間関係 p.44 11分
第3章 若者と仕事──単身プア/世帯ミドルの若者たち p.66 14分
第4章 地元が若者に愛されるまで p.94 33分
第5章 「ポスト地元の時代」のアーティスト p.160 7分
第6章 新しい公共性のゆくえ p.174 17分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

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