ビジュアルやデザインといった「視覚に訴える戦略」の基本的な考え方を紹介している本です。ビジュアルやデザインの重要性を説き、デザインを問題解決に使うためにどうすればいいのかが書かれています。
■見せることを最適化する
人間が受け取る情報の90.9%は視覚から取り入れられている。しかし、それらの情報の多くは無意識に入ってきてそのまま流れていってしまい、意識にとどまったわずかな情報をもとに脳は勝手にシュミレーションをする。そのシュミレーションが錯覚を引き起こす。さらに錯覚は人に期待を抱かせる。視覚マーケティングの本質はここにある。
つまり、「見せる」事を最適化する事で、人は錯覚を起こし、錯覚は脳を騙し、人に期待を持たせる。さらに期待は「すごい」「素敵」「おもしろい」などといった感情と結びつき、人を行動に駆り立てる。
人は見る事で「錯覚」を起こし、「期待」したり、「絶望」したりする。視覚マーケティングは「期待」や「希望」を持ってもらい行動につなげてもらうこと。ビジュアルは、インターネット時代のグローバルなビジネスの切り札になりうる。
著者 ウジ トモコ
ウジパブリシティー 代表取締役 視覚マーケティング研究会 代表、アートディレクター 広告代理店及び制作会社にて三菱電機、日清食品、服部セイコーなど大手企業のクリエイティブを担当。1994年ウジパブリシティー設立。 デザインを経営戦略として捉え、採用、販促、ブランディング等で飛躍的な効果をあげる。“視覚マーケティング”の提唱者。 限られたコストでも高いパフォーマンスをあげる高精度のクリエイティブに定評がある。
![]() 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 3分 | ![]() |
1 視覚を制するものはビジネスを制する | p.16 | 18分 | ![]() ![]() ![]() |
2 商品力・サービス力をあげる | p.50 | 14分 | ![]() ![]() ![]() |
3 ブランドを育てる | p.76 | 8分 | ![]() ![]() ![]() |
4 売り上げをあげる | p.90 | 8分 | ![]() ![]() |
5 顧客満足度をあげる | p.104 | 7分 | ![]() ![]() |
6 魅力的に見せる | p.116 | 5分 | ![]() |
7 人を動かす | p.126 | 12分 | ![]() |
8 デザインをはじめる前に | p.148 | 5分 | ![]() |
9 つい開きたくなる表紙デザイン | p.158 | 7分 | ![]() |
10 伝わりやすい資料のレイアウト | p.170 | 3分 | ![]() |
11 カラーの配色センスを身につける | p.175 | 4分 | ![]() |
12 写真をキレイに見せるテクニック | p.183 | 6分 | ![]() |
13 デザインセンスを磨く生活習慣 | p.194 | 5分 | ![]() ![]() ![]() |
巻末付録 デザインのこれだけはやってはいけない | p.204 | 9分 | ![]() ![]() ![]() |
おわりに | p.221 | 2分 | ![]() |
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